イントロダクション
「男性」とは?「女性」とは?心に性別はあるのか?
これまで様々なメディアが報道してきた、ステレオタイプ化されたセクシャルマイノリティのイメージ像。「女装」「ニューハーフ」「GID」「トランスジェンダー」…
もし、あなたがこの言葉を聞いたとしたらどの様な人々を想像するのだろうか?
映画『女として生きる』は、メディアが報道しない個々のジェンダー事情をインタビューを通して伝える、トランスジェンダーによる国内初のドキュメンタリー映画。
今夜も盛り上がっていきましょう!
都内最大規模の女装イベント「女装ニューハーフプロパガンダ」に月に一度、集まる人々。毎月300人以上が、実力派DJのセットリストに酔いしれ、仮装を楽しみ、お酒を片手に人々と交流し合っている。日常の柵から解放されたまさに異空間ともいえる会場で、多様なアイデンティティをもった人々が思い思いに時間を過ごしている。
その中で出会った、主催者のモカちゃん、イベントの盛り上げ役であるプロパガンダガールズのあやさんとしゅがーさん、遊びにきたお客さん。イベントと日常生活、インタビューをメインに一年間撮影を行った。
二元論的な性別から、多様なあり方へ
「女として生きる」か「男として生きる」か、強制的に選択を迫られる今の社会ですが、その境界線からみえてくる重なり合った選択肢も、この映画を通して考えてはみませんか?
監督 江畠香希